【土地利用プロジェクト詳細】
■神戸市上津橋地区里づくり計画(2008)
市街化区域に隣接した神戸市上津橋地を対象とした、集落計画である里づくり計画のプロジェクトに携わりました。
初めの計画が平成13年に策定され7ヵ年が経過した現在、計画に基づき平成17年度は集落基盤整備事業の新規採択を受けました。
本プロジェクトでは、
1)現況調査の時点修正、
2)集落基盤整備事業に伴う生産基盤・生活環境の整備計画の精査、
3)事業で創出する新規宅地区域と既存宅地区域を含めた集落居住区域を対象とした新たなコミュニティ計画の追加
を行うものです。
集落にある各組織の代表者へのヒアリングと行政・集落の代表者との月1回の協議などを通して、計画を練り上げました
■市街化調整区域における地区計画(2008)
市街調整区域内の神戸市上津橋地区を対象とした、地区計画策定のプロジェクトに携わりました。
この地区計画は、集落基盤整備事業で宅地転用希望の農地を既存集落隣接地に集約した新規宅地区域と既存宅地区域を対象にしたものです。
地区計画によって建築物の用途、最低敷地面積、高さなどを定め、農村環境に適した田園居住区の創出をめざします。
また、新旧住民による新たな集落活動の計画も策定しました。
■都市近郊における土地利用計画を基本とした総合的な農村整備計画(2002〜2009)
内容は市街化区域隣接地である神戸市上津橋地区において行った、土地利用計画を基本とした総合的な農村整備の計画です。
農楽の西村が、農楽以前の内外エンジニアリング時代から、土地利用・整備の意向調査から事業計画の取りまとめ、地区計画の策定などで、平成14年から平成21年の間携わっていました。
ほ場整備、集落農園整備、集落道整備、共同農機具庫用地整備、農産物直売所用地整備、多目的広場整備、新規宅地用地の捻出を県営集落基盤整備事業で、新規宅地を対象に、市街化調整区域の地区計画で周辺環境と調和した利用用途や建築物の敷地面積、高さなどの決まりをつくっています。
地区計画は平成22年3月に決定され、県営集落基盤整備事業が平成23年度、新規宅地の整備が平成26年度に完了しました。
平成23年度の農業農村工学会京都支部研究発表会で発表した「都市近郊における土地利用計画を基本とした総合的な農村整備の手法について〜神戸市上津橋地区を事例として〜」に対して、平成23年度支部賞優秀賞を授与しました。
西村 俊昭・澤田 正行・植杉 武生・梶間 義弘・川上 好治:
都市近郊における土地利用計画を基本とした総合的な農村整備の計画手法について〜神戸市上津橋地区を事例として〜、第67回研究発表会講演要旨集、農業農村工学会京都支部、2010.11
農業土木学会京都支部賞
→Page Top